人生の半分を東京で生活して、鹿児島県の奄美大島に離島に移住して2年が経ちました。
父親の転勤で小さい頃に住んでたこともあり半分Uターンみたいなもんですが、都会暮らしが長いせいか、
「これ…どうにかなんなにかな?」
と思うことがたくさんあります。
今回は人生でとっても大切な「時間」というものにスポットを当てて、離島生活のリアルな不満を少しお話しします。
目次
荷物が受け取れない?クロネコヤマトや佐川急便が時間指定できないし、再配達も同じ時間帯という無限ループ
私は奄美の中でも中心地から1時間離れた田舎の集落に住んでいます。
特に困ってるのが、クロネコヤマトと佐川急便の時間指定ができないし、配達時間が13~15時ぐらいの3時間くらいしかないんです。
例えば、不在票が入っていて15~16時に電話すると、
「今日はもう戻ってるので明日になります」
って当たり前のように言われたちゃうんですよ。で、明日も同じ時間帯しか配達しないんです。
窓口で受け取れば?
車で1時間かかるんだよね…往復2時間って時間は超勿体無いよね?
私はパソコン1台あれば仕事ができる自営業なので、自宅にいるとこもできるんですが、働いてる人めっちゃ困りまりますよね?
特にフルタイムで共働きしてる家庭っていつ受け取るんでしょう?
休みの日曜日?
朝から出かけたいのに大切な日曜日に「荷物が来るから家から出られない」ってなるんですよ。
唯一時間指定できるのが、「郵便局」なんですが、コッチもクセが強いです。
田舎のスーパースター郵便局の本人限定特定郵便がこない
普段あまり怒らないんですが、最近メッチャ腹たったのが郵便局の「本人限定受取」。クレジットカードなんか発行すると本人限定受取が多いです。
・ゆうゆう窓口がある郵便局
・自宅
郵便局は自宅から10分ぐらいのとこにあるんですが、ゆうゆう窓口がないのでまたまた往復2時間かけて取りにいくか、12時以降しか受け取ることができません。
本人限定受取の保管場所は「ゆうゆう窓口」で、「自宅から10分の郵便局」ではない。
システム的なものもあるのは重々分かるんですが、近くに郵便局があるのにわざわざ遠い郵便局で保管してるってことです。
なので、配達員も名瀬という中心街から持って来るので、最短で受け取れるのが12時~14時の枠。
本限定受取の時間指定もしたのに届かない
・身分証が必要
前もって電話して「どの身分証を使うか」と「受け取る時間帯」を決めて、配達してくれるという流れです。
で、私は自宅と別に仕事部屋を借りてるので、仕事を中断して受け取る時間帯に帰って待ってるのですが…
待てど暮らせど来ない
再度電話すると、
「勘違いによる手違いです。申し訳ございません。最短で明日の12時以降のお届けになります。」
時間指定もした
身分証も用意した
仕事を中断して戻った
よしコイ!
来ない!!
最短で明日
「はあ~~~」
…ため息しか出ません。だって明日も仕事を中断して自宅に待機しなきゃダメなんです。
田舎はこんな二度手間、三度手間が本当多いんですよ。
時間が勿体無いですよね?
これはいいこと?1週間分まとめ買いをするようになった
近くに小さいエーコープがありますが、1時間かけて名瀬のイオンで買い物しています。
理由は3つ。
・高い
・マイルが貯まらない
最後のマイルを貯めることは個人的な趣味ですが、値段と品揃えはかなり違います。
まとめ買いの週間が付いてきて、ちまちま買わなくなり時短はできてるんですが、台風がきて停電した時は肉や冷凍食品がパアになることもあります(笑)
ちなみに、マイルがたくさんあるのも私が奄美大島に住んでいる理由の1つ。
↑奄美-東京に62往復できます。
これだけ奄美に居ながらマイルを貯めれればいつでも脱出できますしね(笑)
移住してわかったAmazonプライムの凄さ
年会費3900円でなれるAmazonプライム会員は、プライム対象商品というのが離島でも送料無料で品数も豊富です。
マイルも貯まるしメッチャ使ってます。
都会より田舎の人の為のAmazonじゃないかってぐらい便利です。
時間を大切にしたいなら離島移住は子供がいるうちは諦めた方がいい?
子供の医療費払い戻しが手間にしか思えない
自治体にもよりますが、全国的には0歳~小中学生の子供の医療費は全額無料。ただ、東京と奄美大島では支払い方法?が違います。
病院に行く→お金を払わない
病院に行く→お金を払う→申請して払い戻し
薬局で処方薬をもらう時も同じです。
メッチャ手間ですよね?
あるところができて、あるところはできない。
同じことが。
なぜやらないんでしょう?
近くに小児科がない
子供が熱発したりしたら車で1時間かけて名瀬の小児科まで行きます。
近くに小児科らしいとこはあるっちゃあるんですが…
先生が…ね,,,
という感じです。
例えば、子供が鼻がつまり咳鼻水で辛そうなら電動吸引器で吸ってもらいますが、近くの総合病院だと市販のような吸引器しかないのであまり効果がありません。
もし大きな怪我や病気をしたら?
慢性的な病院・医者不足で、奄美では手に負えないのでドクターヘリで鹿児島の病院に運ばれます。
習い事を近くでできない
例えば、近くにヤマハ英語教室があり年齢によってクラス分けしてるんですが、人数が3人ぐらい集まらないと開校できないみたいです。
一度募って開校しよう体験教室を開催して努力はしてるんですが..集まらなかったようです。息子も参加させました。
なので1時間かけて中心の名瀬の英会話教室に通うしかないんです。オンライン英会話という手もありますが、3歳の子が集中できるとは到底思えません。
英会話に限らず、習い事できるところは中心地まで行かないとありません。
結局、時間がかかるんです。
時間を気にする人は離島移住を考えよう
ここまで悪いことしか書いてないですが、奄美大島に移住したことを1ミリも後悔していませんし、大都会で暮らすことはもう一生ないと思います。
時間を奪われるものもあれば時短できることもあるし、「ここ日本?」と体感しちゃうんですよね。
家から歩いて30秒のビーチにはウミガメにも会えるし、保育園まで子供と一緒に砂浜を手を繋いで歩いていったりできますしね。
通学路は透き通るビーチってヤバくないですか?
イライラすることも多いですが、奄美で子供たちと楽しく過ごしています。
ただ都会の暮らしに慣れている方にはあなたの街と島ではスペックが違いすぎるのでお勧めできません。
乗っけから、ど田舎に行くより、まず近くに市街地に住んで様子見ってのもいいかもです。東京から移住してきた友達も、田舎の方に住んでましたが1年で「不満爆発」で名瀬の方に引っ越してました。
離島でも田舎でもお金はそれなりに必要
あと最後に、
島暮らしは金がかからないは嘘です。
それぞれのライフスタイルによりますが、うちの場合、子供がいてそれなりの生活をするのであれば、家賃とか以外は都会以上にお金はかかります。
仕事も無いし、あっても低賃金なので、
自分で稼げる「何か」を見つけて移住しましょう。
マイルを貯めて、将来の移住先を発見する旅をするのも面白そうですね。
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