2年前に執筆した「楽天経済圏の始め方」を少しリライトとしようと思ったら、
アレ?コレ崩壊するんじゃね?
ってくらい変更という名の改悪がやばい量で、やめた人が多いのも納得ですね😅
ちなみに僕も、
楽天モバイル→契約解除
NISAを楽天証券→SBI証券に変更
メインバンクを楽天銀行→auじぶん銀行
けっこう乗り換えてますが買い物はもっぱら楽天市場です。
楽天経済圏を辞める理由(主に改悪点)や乗り換え先はどこの経済圏がいいか?
一緒に考えていきましょう!!
目次
【一覧表】楽天経済圏をやめた人の理由がやばいくらい多い変更
ここ1〜2年の楽天経済圏の変更という名の改悪は以下の通りです。
変更という名の改悪 | |
楽天カード | 公共料金、税金など100円=1Pから500円=1Pに au PAYなどチャージがポイント対象外に |
楽天ゴールドカード | SPU+2倍から+1倍に |
楽天ポイント | ポイント還元の計算が税込から税抜へ 他社→楽天ポイントの交換レートダウン |
SPU | 変更多すぎ+UPしづらい条件山盛り |
お買い物マラソン | 上限10,000Pから7,000Pへ |
楽天モバイル | 1GBまで0円廃止、最低でも1,078円に |
楽天銀行 | 楽天カード口座引落のSPU+1倍から+0.5倍に マネーブリッジ優遇金利0.1%が300万円以上は0.04%に |
楽天証券 | 投信保有残高ポイントが雀の涙に |
楽天市場ポイントサイト経由 | 1商品のポイント獲得上限が909円相当に |
うん!めちゃ多くてやばいわ!!
これに嫌気が差した住民が徐々に他の経済圏へと乗り換えしてます。
ただ、楽天市場ヘビーユーザーはSPU最大16倍なのでまだまだ魅力があるっちゃ〜〜〜〜
..あります(笑)
楽天カードの改悪
ポイント還元率 | |
基本1% | 公共料金や税金0.2% |
100円=1ポイント | 500円=1ポイント |
楽天カードは基本100円につき1ポイントですが、以下税金などの支払いは500円につき1ポイントと低すぎです。
500円=1ポイント | |
小売電気事業者 | 北海道電力、東北電力 東京電力エナジーパートナー 中部電力、北陸電力、関西電力 中国電力、四国電力 九州電力、沖縄電力 |
小売ガス事業者 | 北海道ガス、仙台市ガス局 東部ガス、東彩ガス、武州ガス 東京ガス、ニチガス、京葉ガス 静岡ガス、東邦ガス、北陸ガス 大阪ガス、岡山ガス、広島ガス 四国ガス、西部ガス、日本ガス |
水道事業者 | 札幌市水道局、仙台市水道局 さいたま市水道局、東京都水道局 神奈川県営水道、川崎市上下水道局 横浜市水道局、浜松市上下水道 名古屋市上下水道局、京都市上下水道局 大阪市水道局、神戸市水道局 福岡市水道局、千葉県営水道 |
税金 | 自動車税(軽自動車税を含む) 固定資産税、都市計画税 法人税、地方法人税、贈与税 源泉所得税、住民税 |
その他 | 国民年金保険料、Yahoo!公金支払い 地方税共同機構(eLTAX) 楽天バーチャルプリペイドカード購入分 Amazon.co.jpでの楽天カード(Mastercard)利用分(一部アマゾンサービスを含む) |
ポイント対象外 | |
(ApplePay、GooglePay経由のチャージを含む) WAON、nanaco、ファミペイ スマートICOCA、モバイルICOCA モバイルPASMO、モバイルSuica モバイルSuica(楽天Pay)チャージ auPAY、Kyash |
公共料金や税金を楽天カードで支払ってる人は今すぐやめて他のクレカにした方がいいですね😅
例えば、僕が持ってるJQエポスゴールドは東京電力、ガスなど1.5%還元にできます^ ^
楽天ゴールドカードの改悪
2021年4月までSPU+2倍だった楽天ゴールドカードは現在SPU+1倍でノーマルカードと同じ..なので持つメリットが余りありません。
持つなら
永年無料の楽天カード(SPU+1倍)
または
年11,000円の楽天プレミアムカード(+SPU4倍)
の2択ですね。
楽天ポイントの改悪
2022年4月から楽天市場や楽天トラベルなどで付与されるポイントが、税込から税抜に改悪されました。
例えばポイント10倍の商品が税込11,000円の場合
過去:1,100P
現在:1,000P
約10%ほど減っちゃいました。ちなみに楽天カードも税抜計算です。
また他社のマイルやポイントから楽天ポイントに交換する時のレートも悪くなっています。
ANAマイルは20%ダウン
過去:10,000マイル→10,000P
現在:10,000マイル→8,000P
Vポイントも20%ダウン
過去:10,000VP→10,000P
現在:10,000VP→8,000P
他のポイントに交換するより楽天経済圏でぐるぐる回せやゴラ〜〜〜!ってことかもですね(笑)
SPUの改悪
SPUはウンザリするほど変更が多く、増税ゴリ押し岸田政権みたいな感じでジワリジワリとポイントが貯めにくい環境になっています。
ライトユーザーから楽天経済圏崩壊と言われる理由の1つだね。
↑以前僕は常に6倍でしたが、
現在は3.5倍..
楽天モバイルを解約しただけですが、SPUの条件が厳しく、細かく+0.5倍とか小刻みなったのでサクッとSPUが上がりません(笑)
例えば楽天証券。以前は500円+1ポイント使えば買付れば+1倍でした。
現在はコレ↓
+0.5倍:投資信託3万円以上
+0.5倍:米国株式円貨決済3万円以上
(1ポイント以上利用した場合対象)
つい最近までは月に投資信託500円で+1倍だったのに、現在は6万円以上購入しないと1倍になりません😅
これからも改悪してくだろうね。
お買い物マラソン/楽天スーパーセールの改悪
楽天スーパーセールや毎月のお買い物マラソンはのポイント獲得上限は、
過去:7,000ポイント
現在:10,000ポイント
3,000ポイント目減りしてます。
2021年↓
2022年〜↓
とはいえ、お買い物マラソンはポイント10倍になるので今でもめちゃくちゃお得で、上限7,000Pは最低でも約8万円買い物しないと達成しません。
楽天ポイントせどりとかしてる人以外はあんま影響ないかもね。
楽天モバイルの改悪
2022年5月に楽天モバイルは新料金プランを発表し、
月1GB以下:0円
↓
月0GB〜3GB:1,078円
に変更になりました。
まぁこれはずっーと0円で使われたら収益化できないのでしょうがいないですね。
楽天銀行の改悪
楽天銀行は楽天カードの口座引落しがあればSPU+1倍でしたが、+0.5倍に改悪されました。
さらに楽天証券と紐付けるマネーブリッジ設定の金利優遇0.1%も
300万円以下:0.1%
300万円以上:0.04%
に改悪されました。
auじぶん銀行やSBI新生銀行はサクッと普通預金金利が0.2%にできるので、楽天銀行からの乗り換え先第一候補ですね。
楽天証券の改悪
楽天証券は月末の投資信託保有残高で貯まるポイントが、毎月から1回に改悪されました。
月末の基準残高 | |
はじめて10万円到達 | 10P |
はじめて30万円到達 | 30P |
はじめて50万円到達 | 50P |
はじめて100万円到達 | 100P |
はじめて200万円到達 | 100P |
はじめて300万円到達 | 100P |
はじめて400万円到達 | 100P |
はじめて500万円到達 | 100P |
はじめて1,000万円到達 | 500P |
はじめて1,500万円到達 | 500P |
はじめて2,000万円到達 | 500P |
合計 | 2,090P |
2,000万円投資して合計2,090ポイント。それ以降は1ポイントも付与されません😂
ライバルSBI証券は、月末の基準残高に応じて投信マイレージ付与率で毎月付与されます。
例えば新NISAのつみたて投資枠「最大600万円」を埋めて基準価格がピクリとも動かなければ毎月210ポイント。
年間2,520ポイントです。
e MAXIS Slim全世界株式(オルカン):0.042%
基準価格 600万円 |
毎月 210P |
合計 590P |
1年間合計 | 2,520P | 590P |
5年間合計 | 12,600P | 590P |
10年間合計 | 25,200P | 590P |
10年間で2万円相当違うやん!
楽天証券は操作性・使いやすさはネット証券で断トツで1番サクサクなだけに残念ですね。
楽天市場のポイントサイト経由の改悪
モッピーやハピタスなどポイントサイト経由で楽天市場で買い物すると、1%ポイントバックされお得なんですが、
1商品1回の上限金額が909円相当に改悪されました。
上限なし
↓
1,000円相当
↓
909円相当←イマココ
まぁ10万円(税込)→909ポイントなので影響は限定的ですが、ポイントサイトから楽天ポイントの交換レートも改悪傾向で、交換終了してるとこもあります。
他社ポイント→楽天ポイント | |
モッピー | 100% 1円相当=1ポイント |
ハピタス | 76% 130円相当=1ポイント |
ドットマネー | 76% 300円相当=230ポイント |
ポイントタウン | 交換終了 |
楽天ポイントと等価交換できるのは多分モッピーだけです。
楽天市場アプリ利用+0.5倍よりポイントサイト経由がお得
楽天市場で買い物比較 | ||
経由先 | 還元率 | 貯まるポイント |
楽天市場アプリ |
0.5% (0.5倍) |
期間限定の楽天ポイント |
モッピー |
1% (1倍) |
現金やマイル通常楽天ポイントに交換できるポイント |
期間限定の楽天ポイントよりも、通常楽天ポイントやマイルに交換できるモッピーポイントの方を貯めた方がお得ですね^ ^
楽天市場アプリ経由=250P(期間限定)
モッピー経由=500P
2倍!楽天市場アプリより等価交換できるモッピー使うわ!
楽天経済圏は崩壊してる?使わない方がいい?
も一度ここ2〜3年の変更点を眺めてみましょう。
変更という名の改悪 | |
楽天カード | 公共料金、税金など100円=1Pから500円=1Pに au PAYなどチャージがポイント対象外に |
楽天ゴールドカード | SPU+2倍から+1倍に |
楽天ポイント | ポイント還元の計算が税込から税抜へ 他社→楽天ポイントの交換レートダウン |
SPU | 変更多すぎ+UPしづらい条件山盛り |
お買い物マラソン | 上限10,000Pから7,000Pへ |
楽天モバイル | 1GBまで0円廃止、最低でも1,078円に |
楽天銀行 | 楽天カード口座引落のSPU+1倍から+0.5倍に マネーブリッジ優遇金利0.1%が300万円以上は0.04%に |
楽天証券 | 投信保有残高ポイントが雀の涙に |
楽天市場ポイントサイト経由 | 1商品のポイント獲得上限が909円相当に |
ポイントの貯まりやすさが崩壊気味ね..
とはいえ、
楽天カードは無料なのに基本1%還元
お買い物マラソンは毎月開催で最大10倍
楽天モバイルは海外でも2GB無料
楽天証券はマジで使いやすい
などメリットはまだあるので、不満に感じるとこを部分的に他の経済圏に乗り換えるというのがいいと思います。
今1番熱いのがSBI経済圏!
乗り換え先はSBI経済圏はどうか?
SBI経済圏は、
三井住友グループ(SMBC)
SBIグループ
の2つの軸で成り立つコンパクトなVポイントが貯まるMIX経済圏ですが、急成長してます。
SBI経済圏のメリット
コンビニなど7%還元のお店が年々増加
投資信託残高で毎月ポイント付与
為替手数料が安い
Oliveで毎月Vポイントが貯まる
住信SBIネット銀行で毎月ポイントが貯まる
SBI新生銀行で毎月ポイントが貯まる
振込手数料無料回数が多い
三井住友カードで年間100万円を8%還元対象ショップで決済
年間60万円を新NISAで積立投資
自動化できる入出金と口座引落
で年間10万ポイントくらい貯まります^ ^
楽天経済圏とSBI経済圏の比較
サービス | SBI | 楽天 |
クレカ | 三井住友カードなど多数 | 楽天カード |
電子マネー | ー | 楽天キャッシュ |
スマホ決済 | Vポイントアプリ | 楽天ペイ |
ECサイト | ー | 楽天市場 楽天トラベル 楽天レンタカーなど |
銀行 | 住信SBIネット銀行 | 楽天銀行 |
証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
モバイル・インターネット | ー | 楽天モバイル 楽天ひかり |
電気 | Vポイントでんき | 楽天エナジー |
ガス | ー | 楽天ガス |
楽天経済圏のほうがサービスは多いですが、銀行取引やクレカ積立などで貯まるポイントはSBI経済圏の強いですし、コンビニにめっぽい強いです。
例えばセブンイレブンで楽天カードで支払うと1%還元に対し、三井住友カードのスマホ決済だと7%還元。
セブンイレブンで1万円の買い物 | ||
ノーマルカード比較 | ||
還元率 | 7% (タッチ決済) |
1% |
付与ポイント | 700ポイント | 100ポイント |
楽天ポイントに交換 | 560ポイント | ー |
600ポイントも差がでるなら楽天ヘビーユーザーといえど、三井住友カードの方が絶対いいわ!
ちなみにVポイントは1P=1円相当で使えますが、楽天ポイントに80%で交換できます。
ただ、三井住友カード系は基本0.5%還元なので、楽天カードから乗り換えるよりも
楽天市場やポイントUPしないショップで楽天カード
コンビニなどは三井住友カード
使い分けるのが良きです^ ^
SBI経済圏のお得情報と楽天との比較はこの記事で解説してます。
乗り換え先はau経済圏はどうか?
Pontaポイントが貯まるau経済圏は規模もなかなか大きくauユーザーじゃなくてもメリットがあります。
au経済圏 | |
スマホキャリア | au、UQモバイル、povo |
インターネット回線 | auひかり |
クレジットカード | auPAYカード |
プリペイドカード | auペイプリペイドカード |
QRスマホ決 | au PAY |
銀行・住宅ローン | auじぶん銀行 |
証券 | auカブコム証券 |
ふるさと納税 | au PAYふるさと納税 |
旅行 | じゃらん、Relux |
電力会社 | auでんき |
ガス会社 | 東北ガス for au、関東ガス for au 中電ガス for au |
僕が特に楽天より優れてると感じるのは住宅ローン変動金利が低いことで有名なauじぶん銀行とau PAYふるさと納税です。
au PAYカード
auカブコム証券
auじぶん銀行
3つを紐づけると円普通預金金利が0.20%にUPします。
楽天銀行の2倍!
毎月金利が受け取れるのも楽しみです^ ^
さらに他行振込手数料やATM手数料が月最大15無料になるプレミアムステージも簡単に維持できPontaポイントもよく貯まります。
楽天銀行と比較
2023/7月時点 | ||
普通預金最大金利 | 0.2% | 0.1% |
住宅ローン変動金利 | 0.219%~ | 0.550%~ |
最大振込手数料無料回数 | 15回 | 3回 |
最大ATM手数料無料回数 | 15回 | 7回 |
最大ポイント倍率 | 15倍 | 3倍 |
auじぶん銀行の圧勝ですね。
毎年auふるさとPAY納税を利用する理由
お買い物マラソンの時に楽天ふるさと納税をするとポイント最大10倍でお得です。
しかし、10ショップ買い周りが必要で上限があり、おまけに期間限定ポイントです。
一方au PAYふるさと納税は年末年始などモッピーなどで7%〜10%還元にUPしポイント上限もありません。
850P(850円相当)が1万円の返礼品です^ ^
このようにau PAYふるさと納税は買い周りしなくてもモッピーポイントがザクザク貯まり、通常楽天ポイントに等価交換できます^ ^
まとめ
改悪という名の変更が多いから楽天経済圏をやめようか考えてる人は、全て乗り換えるのではなく、自分がめんどくさくない範囲で費用対効果を見て判断しましょう。
僕が絶対にやった方がいいと思う2つは以下。
楽天カードで公共料金や税金→違うクレカ
使わないお金を楽天銀行→SBI新生銀行かauカブコム証券
改悪続きで崩壊なんて言われますが、上手く他の経済圏と使い分けてお得にポイントを貯めていきましょう!!
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